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2024.2.19
【シリーズ】郊外くらしラボ

建築家や工務店が、地域づくりを事業にする方法、考えました

山岸奏乃花(東京R不動産)
 

これからの地域を魅力的にしていくのは、地域に根差した活動をする建築家や工務店だ。そんな考えに至った私たちは、建築家や工務店の人たちが、すてきな住宅地をつくることで地域の価値を上げること、それ事業として成立させることを目指して、その手法をまとめた冊子を配布することにしました。

住宅地から始める、新しい地域のつくり方

ここ数年、私たちはいろいろな地域で活動をしながら、これからの時代の地域づくりについて考えてきました。地域が魅力的になるきっかけは何か、それを担うのは誰なのか。たくさん考えた結果、ある方法にチャンスを見出しました。

それは、住宅地づくりから始める地域づくり。

担い手として想定しているのは、地域に根差した活動をする建築家や工務店です。

建築家や工務店が、事業として住宅地づくりに取り組んで、地域にすてきな風景をつくる。その住宅地を起点に、地域の価値が高まっていく。そうすると建築家や工務店にも連続的に仕事が生まれ、地域の経済循環とさらなる魅力向上へとつながっていきます。

そんな手法を考え、まとめた冊子を無料で配布します。我こそは! 興味がある! という建築家・工務店のみなさま、ぜひご連絡ください。

豊かな環境をつくるチャンス

なぜいま、住宅地づくりに取り組むのか?

人口減少が進み、経済成長が前提ではなくなった時代。空き家問題や高齢化など、多くの課題も迫ってきています。

しかしそんな時代でも、住まいは生活の真ん中にあります。だから日常の豊かさを感じられるような、暮らしづくりや地域づくりが、この先もっと求められていくと確信しています。どんな家に住むか、どんな環境で暮らすかを、妥協したくない人はたくさんいます。

同時に、そんな時代だからこそ、地域の人や、暮らす人が、自分ごととして暮らしづくりに関わることで、豊かな環境をつくるチャンスが生まれやすくなると思っています。

そこでこれからの住宅地づくりの方法を考えました。地域をよく知り、地域で活動する建築家や工務店が、その能力を生かして住宅地づくりを事業にすることは、これからの地域にとって、また不動産にとっても、大きな可能性があると考えています。

資金も免許も要らない方法

とはいえ……、いきなり住宅地づくり?! 難しいでしょ、思うかも。

たしかに住宅地をつくることには、いくつかのハードルがあります。私たちもこれまで、いろんな建築家・工務店の方と話し「いいとは思うけど……」という声も聞いてきました。

住宅地づくりの大きなハードルは3つ。
・土地を買い取る資金
・売れ残ってしまうリスク
・宅地建物取引業の免許

けれど今回は、この3つのハードルを回避できる方法を2つ考え、まとめました。この方法を使えば、建築家や工務店は誰でも、培ってきた空間づくりのスキルや、地域での関係性を生かして、事業を始められます。

2つの方法と使い方

まずひとつは、コーポラティブ方式。マンション開発の手法として考えられたものですが、戸建ての住宅地づくりにも応用できます。もうひとつは定期借地という、土地を借りて建物を建てる仕組みです。

もう少しご説明もしたいのですが、長くなってしまうので、詳しい内容はガイドブックを見ていただければ。

どちらも万能な方法ではありませんが、つくり手にとって、そして買い手にとっても、これからの時代にフィットする特徴を持っています。そして郊外や地方で特に有効な方法だと、私たちは考えています。

例えば、郊外や地方では、農家や地主がまとまった土地を持ち、将来の活用に悩んでいる場合が多くあります。

私たちの仲間の建築家は、地元で長く事業を続けてきた老舗企業とタッグを組んで、地域活性化のために住宅地をつくろうとしています。大きな企業が、地域貢献のために住宅地をつくる事例も出てきました。

また自治体が持つ土地を定期借地にして、すてきな住宅地をつくった事例もあります。今後増え続ける空き家や空き地を活用して、新しい住宅地へと更新していくことも期待できるでしょう。

R不動産も手伝います

「やってみたい!」と思っても、ひとりじゃ不安だったり、初めから最後までは難しいなと思ったり、そもそも自分がやれるのかが分からない、という方もいると思います。

そんな時は私たちにお声がけください。案件づくりから集客の戦略立案、進行のサポート、情報提供などなど、持っているものをオープンにしてお手伝いします。つまずいた時は、一緒に打破する方法を考えましょう。

みなさんが地域に根ざしていることを生かして、住宅地づくりから始める地域づくりに取り組みませんか?

ガイドブック送付のお申し込みはこちらから。
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