東京でローカルな拠点を持つことで、活動や事業にどんな可能性が開けるか。そんなテーマを一緒に考えるワークショップを開催します。ゲストにはファッションにとどまらない活動を展開するブランド「spoken words project」のデザイナー飛田正浩さんを迎え、トークなども交えたイベントです。
ドイツから来た建築家夫妻のアトリエ兼ギャラリー。まちに溶け込んでいる(Studio Gross) 荒川区の西尾久というまちで、エリアリノベーションに取り組む「ニューニュータウン」プロジェクト。これからの暮らしや、場所、人との関係のあり方を見つけようと、R不動産が地域に飛び込んで、いろいろな実験をしている小さなプロジェクトです。
このプロジェクトがスタートしてからの数年、世の中は私たちが想像していなかったほど変化し、暮らし方や価値観は大きく変わりました。
そんな中、下町らしい風景や人のつながりが残る荒川の、ローカルで顔が見える関係が、より求められるようになったのを感じます。そして私たちが荒川のまちに飛び込んでから、ここでは多くの変化が起こっています。
地域の外から新しい人がやってきて事業を始めたり、地元の人が戻ってきて店を開いたり……。何より驚くこの地域の特徴は、そうした活動が地域に受け入れられるスピードや、人があっという間につながっていくことです。
店や拠点を荒川に構えた理由として多くの人が挙げるのが、物件の自由度の高さ。
だからこの地域には個性的な建物の使い方をしている方がたくさんいます。例えばカフェとギャラリーと住居が一体になっていたり、シェアハウスがアトリエやギャラリーを兼ねていたり。住みながら商いをするのも、このまちではスタンダードです。
荒川にたくさんある工場だった建物を生かしたこんなカフェも(アッシュカフェ) そんな荒川で拠点を持つことの可能性をもっと多くの人に感じてもらおうと、ワークショップとゲストを迎えてのトークを開催します。
テーマは、空き家を使って地域に拠点を持つことで、事業にどんな可能性が開けるか。
ワークショップでは空き家を改装した賃貸物件を題材に「自分が使うとしたらどんなことができるだろう?」とか、「地域で拠点を持つならどんな物件でどんなことをしたいだろう?」といったことを考えてみます。
空き家を改装した賃貸物件も見に行きます(改装中の様子) トークゲストにはファッションブランド「spoken words project」のデザイナー飛田正浩さんをお招きします。飛田さんは下町の雰囲気が色濃い亀戸の倉庫にアトリエを構えて活動中。PUMAとのコラボなど、その作品は国内外から高い注目を集めています。
spoken words project
spoken words projectのアトリエに行って感じるのは、飛田さんの服作りが元倉庫という空間や、都心の洗練とは異なる下町らしいまちの活気などと密接な関係にあるということ。自らの手で染めやプリントを施すことにこだわるブランドの強烈なアイデンティティだけでなく、アート活動などにもその影響を感じます。
そんな活動をする飛田さんの目から見た、東京のローカルな環境に拠点を持つことの意味や、地域と活動の関係性についてお話しいただきます。
荒川を舞台に、これからのローカルな働き方や、自分ならではの建物や地域との関係を考えるきっかけがつくれればうれしいです。空き家を使った拠点の持ち方について、一緒に考えてみませんか?
ワークショップ「荒川でローカルな働き方を見つけよう!」
日時:2022年9月21日(水)14:00~16:30
集合場所:荒川区荒川の賃貸物件
会場:東尾久本町通りふれあい館
住所:東京都荒川区東尾久2-37(MAP)
タイムテーブル:
13:45 集合
14:00 空き家を改装した賃貸物件の内覧
14:15 ワークショップ会場へ移動
14:45 spoken words project飛田正浩氏のトーク
15:20 ワークショップ
16:15 質疑応答
16:30 終了
定員:15名
対象:事業を行っている個人・企業の方
参加費:無料
参加方法:事前予約制
以下のリンク先にてお申し込みください
申し込みページ(peatix)