「コロカル」の編集長、及川卓也さんをお迎えして、東京の小さな“まち”が持つ可能性を考える「まち歩き」のイベントを行います。“まち”に飛び込んで楽しく使うプロジェクト「ニューニュータウン」。僕らがどんな視点で候補地を選んでいるのか、そして皆さんはどんな可能性を感じるのか、どんな場所でどんなことをしたいと思っているのか、意見交換ができたらと思っています。
このまちに飛び込んで、楽しいことを始めようと思っています 新しく立ち上がったプロジェクト「ニューニュータウン」。“まち”に飛び込んで、 楽しく使おう!というプロジェクトです。
狙っているのは、ちょっと寂れているけど、面白いことを起こせそうな、ポテンシャルのあるエリア。そこに新しい顔をつくり、住みたくなる仕掛けを用意して、新しい人たちに住んでもらおうと思っています。
では、まちを楽しくする方法とは? その中心として考えているのが店舗です。
いくつかのすてきな店がギュギュっと集まって、まちの新しい顔になるような一角をつくる。もちろんそこに僕ら東京R不動産も加わって、毎日が楽しくなるような試みを仕掛けていきます。
例えば、いま準備を進めているエリアだったら4~5軒の店が集まると、いい顔がつくれそう。集まることで相乗効果も生まれて、地域の人がいつも来てくれる場所になるはずです。
R不動産で店舗の物件を扱う場合、商業的な立地や、駅前の一等地ではなく、住宅街のように、あえて外した立地の方が、人気があります。
もちろん、一等地でガンガン儲けるぜ!というのも応援したいですが、これからの暮らし方や働き方、社会との関わり方を考えたとき、もう少しゆっくりと、じっくりと、“なりわい”を組み立てることに、可能性があるような気がしてきます。
今回のニューニュータウンでも、そんな場所で店や場を持ちたいと思っている人たちと一緒に、楽しい活動を展開したいと思っています。
そこで都内のいくつかのまちを巡りながら、どんな場所に可能性を感じるのか、どんな所だったら店を構えたいと思うのかを皆さんと考えてみる「まち歩き」のイベントを企画しました。
「その考え方、ちょっと興味あるかも」と思った方は、ぜひご参加ください。
さて僕らがどんなエリアに目を付けているのか、もう少しだけ説明したいと思います。
狙っているのは住宅街。でも検討したことがある方は分かると思いますが、住宅街でほっこり店を開きたいと思っても、実はそれなりにハードルがあります。
まず住宅を店舗につくり替えて、お客さんを呼べる空間にするのは大変だし、法規的な制約もあります。さらに周辺との関係づくりの点でも、集客の点でも、単独で地域に飛び込んでいくのは、それなりにリスクも高そうです。
そこで僕らが目を付けたのは、寂れてしまった商店街。皆さんも出会ったことがあるかもしれません。近くに駅もない住宅街に、急に現れる商店街、あるいは“元”商店街。探してみると、東京のあちこちにそんな場所が見つかります。
商店街を活性化しよう!なんて大きな話じゃなく、使われなくなった商店街の一角を借りて、いくつかの店で集まり、地域の中心になるような顔をつくってみる。そこからまちを楽しくする取り組みを始めようと思っています。
ということで、今回はそんな商店街をいくつか巡るまち歩きです。
ゲストには、Webマガジン「コロカル」の編集長、及川卓也さんをお迎えします。地域のことを、さまざまな視点から切り取ってきたプロの目から見ると、東京の小さな“ローカル”にはどんな可能性が見えるのか、お聞きできたらと思っています。
僕らが目指すのは、愛着を感じながら暮らせるまちをつくること。
その可能性や、取り組むべき課題などを、一緒に確認できたらと思います。
まち歩きは、場所を変えて2、3回に渡って開催する予定です。といいつつ、初回からいきなり終着地点を僕らが準備中のまちに設定。年明けに予定しているテナント募集に先駆けて、いち早く現地をご覧いただきます。
皆さんのご参加をお待ちしています。
「ニューニュータウン」のまち歩き その1
日時:2018年12月13日(木) 14:00~
集合場所:板橋区方面の某駅前
定員:15名
参加費:無料
参加方法:事前予約制(先着順)
内容:
14:00~16:30 商店街の探索(3カ所)
16:30~17:00 物件の下見
17:00~19:00 意見交換会(軽食・飲み物付き)
※途中参加可能です