羽根木の空を眺めて

豊かな緑と文化が織りなす羽根木の街で、空を眺めながら、ゆとりある暮らしを。

都心の喧騒からすこし離れた住宅街に佇む、プライバシーを確保しながら開放感を追求した「重箱の家」。手塚建築研究所が手がけた、最上階をぜいたくな浴室空間に仕立てた、遊び心とくつろぎが調和したRC造の住まいです。

3階の浴室からガラスの開口部を開けると、デッキのある屋上へとつながります。デッキに出て、風にあたったり、中央に設けた大きなトップライトから2階のリビングを見下ろしてみたり。羽根木の空を眺めながら、まるで露天風呂のような開放感を味わえます。

2階のLDKは、高さ約3.1mの大空間。さらに天井に大きく開いたトップライトが、ダイニングに集う人に、よりいっそう解放感を与えています。

ダイニングには手塚氏考案の全長3.6mのテーブルを設置。独自の合板製法により、中央の脚なしでも安定した強度を実現。10人がゆったりと集えるサイズは、家族の団らんや友人とのパーティーにもぴったり。

間取りは1LDKなので、部屋数が必要な方は、1階に壁を立てるなど改装が必要そうで、ほかにも築年数による経年劣化で、部分的な改修が必要な箇所もあります。

羽根木エリアは、都心へのアクセスが良好でありながら、豊かな自然に恵まれていて。昭和初期から続く羽根木公園では、2月には梅の花、春には桜が咲き誇り、四季折々の表情を見せる日本庭園や、子どもたちに人気の冒険遊び場「プレーパーク」など、豊かな緑と遊びの空間が広がっています。

また徒歩圏内には、そうそうたる顔ぶれの建築家が手がけた「羽根木の森」、「羽根木インターナショナルガーデンハウス」、「亀甲新」など、魅力的な店がつらなる素敵な建築群もあり、こちらも見逃せません。

「風呂は付けたし」ではなく、暮らしの中心として捉えた家づくり。屋上バスルームから星空を眺めるぜいたくは、都市生活者の心とからだを癒す特別なひとときとなるはずです。