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大空間の力ってすごい。率直な感想です。
約22畳のLDK。天高は吹抜け部分で約5.96m。しかも、吹抜け部分ではない部分の天高もなんと約3.4mあるのです。
ここまで天井が高いと、こんなにも開放的で、おおらかで気持ちのいい空間になるのかと思ったお家のご紹介です。
ここは世田谷区梅丘。最寄り駅は世田谷線の若林ですが、徒歩7分のバス停から渋谷駅行きのバスが利用可能です。しかもこのバス停は始発。運行間隔は5~10分で、夜遅くまで運行しているので普段の足として重宝するでしょう。
周りは静かな住宅街で、近くには世田谷区の教育施設があります。そこは無料Wi-Fiがあったり、子ども向けのワークショップ・イベントを開催する施設で、ちょっとした息抜きなどにも利用できそうです。これまた近くに長らく環七のところで行き止まりだった淡島通りがあるのですが、近々区役所通りや宮の坂駅方面に延伸されるので、交通の便がさらに良くなる予定です。
そんな住宅街の角地に立つお家はシンプルで爽やかな印象。特に白い外壁とアルミのルーバーが目を引きます。また、植栽に植えられた木々や植物もよく育っていて、窓からの景色をつくってくれています。
道路から室内が見えないように配慮された玄関に入ると、ショーケースのようなガレージと螺旋階段がお出迎え。
ガレージは広く、天高が約2.2mあるので、大型SUVも駐車可能。普通の乗用車であれば車の後ろに自転車やタイヤなどを置くことも可能です。加えて、玄関ホールは椅子などを置く広さもあるので、ゆっくり愛車を愛でることもできちゃいますよ。
1階にはシューズクローゼット、お風呂などの水回りがまとまっています。洗面室にはガス乾燥機の「乾太くん」が設置されていて、その利便性とフワフワになる仕上がりを知ってしまうと手放せなくなるとオーナーさんがおっしゃっていました。
螺旋階段で2階に上がると、約22畳のLDKが待っています。天高は約3.4~5.96m。面積以上に広く感じて、居心地が良い空間だということは、言うまでもないですね。
個人的にいいなと思うのは、窓のつくり方。光がちゃんと入ってきて、風通しが良いのはもちろんですが、周りからの目線が気にならないような設計なのです。東側のテラスはアルミのルーバーが目隠しになっていて、南側の窓は高い位置にあるので、窓やカーテンを開け放っても気兼ねなく暮らせるのは嬉しいポイントです。
キッチンは対面式で、幅も奥行きもあり、大型。設備はガスコンロ4口、ミーレの大型食洗機、浄水器。キッチンの背面には大容量の収納があるので、調理家電や食器、食材のストックを隠して収納できちゃいます。機能面も見た目もバッチリなので、キッチンスタジオとして使ってもいいかもしれませんね。
また、ダイニングテーブル越しに見える窓からの景色も推したいところ。キッチンからだけではなく、椅子に座った時にもちょうどいい高さの窓からは季節の豊かな移ろいを楽しめます。ちなみに、出窓のようになっているので、お気に入りの物を飾ることもできちゃいます。
リビングの吹抜けは3階のライブラリースペースとつながっているので、どこかに家族がいる気配が感じられるのがいいですね。上下で子どもがコミュニケーションを取って遊んでいる様子を見ていて、とても楽しそうな空間だなと思いました。
そんなライブラリースペースがある3階は、現状、主寝室が1室(+トイレ)。ですが、吹抜け部分に床をつくり、ライブラリースペースとつなげて部屋を増築することが可能。元々そうすることも想定して建築していたので、画像のように1室ないし2室部屋を作れます。
オーナーさんはその工事を行おうと見積もりを取って具体的に検討されていましたが、実際はその工事をすることなく次の方に引き継ぐことを決められました。
見積もりでは、部屋の増築は約300~350万円程の費用でできるとのこと。または、車をお持ちでない方であれば、ガレージを居室にリフォームすることも可能。
大空間は魅力的ですが、子どもの成長や暮らしによって部屋を足して、不要になったらまた吹抜けにするのもいいかなと思っていた、とオーナーさんもおっしゃっていました。
ほんと、暮らしに合わせてお家を自由にアレンジできるように設計されているので、部屋数が気になっていた方はどう改装するかをぜひ現地で妄想してみてください。
これだけ空間にこだわっているお家なので、内装もちゃんとデザインされています。場所によって材が違う無垢フローリングなど、手を抜いているところは一切ありません。加えて、断熱や耐震等の性能が高水準というところもポイント。各所に床暖房があり、窓サッシも全て複層なので、大空間でも冷暖房効率が良く、快適に過ごせるのです。
また、築6年なので設備や内装はそのまま使用可能です。主寝室の壁紙は所々に補修が必要な箇所があります。フローリングのオイル塗布などのメンテナンスも入居の際におこなっても良さそうなので、気になるところの補修だけではなく、好みの空間にする改装や部屋数を増やす工事を最初に検討してもいいかもしれませんね。ちなみに、オーナーさんの方で今回の売却にあたってホームインスペクションを実施済み。床下など普段見えない箇所の状態は、もちろん問題なしでした。
長くなりましたが、ご内見の際に気になるところの確認とこの大空間での豊かな暮らしを妄想してみていただければ。
マンションでは得られない空間をお探しだった方にぜひ!
※ ホームインスペクション実施済み