豊かな自然に囲まれた武蔵野の地に立つレトロマンションの一室。
安心して住み続けられそうな広さと経年を楽しめる内装に、ずっと住んでいたくなる街の組み合わせ。今後ここに暮らす家族が、この家に豊かな“しつらい”を行いながら、ますます素敵な生活を営む情景が目に浮かんできます。
家族でゆったりと過ごすことができる約30.8畳のLDK。多目的に使える空間は、楽しみが無限に広がります。現状は2LDKですが、もとは南側にも二部屋ある4LDKの間取りだったため、家族構成に合わせて部屋を追加する余白もあって。
左官仕上げされた質感や、表情のある壁天井に、チーク材をぜいたくにヘリンボーン状に張った床が、良いアクセントになっていて、丁寧にデザインされているという印象です。
壁一面に設けられたカウンターデスク。実は、将来子供が成長したときの勉強机としても考えられているんです。家族で肩を並べて、同じデスクでそれぞれの時間を共有する。そうした家族の温かいシーンが自然と浮かんでくる、そんなつくりですね。親子の距離感を大切にしつつ、勉強や作業の時間も同じ場所で楽しめる工夫が施されています。
ベビーカーに子供を乗せたまま玄関に入ることができる広めの土間スペース。廊下には扉を付けなくても絵になるようにと、アーチ型の開口にした大きなウォークインクローゼット。用途を問わずなんでも突っ込めそうな包容力を感じます。
内装に目を奪われがちな物件ですが、この広さはうらやましい限り。約90平米ですが大人数が集まっても余裕のある広々リビングに加え、大型収納がある間取りは面積以上に広く感じました。
注意点はリビングの梁下が約1.8mと、やや圧迫感があること。また南向きの開口部は、交通量の多い五日市街道に面しているため、バルコニーに洗濯物を干さないほうが無難です。
とはいえ、暖房乾燥機能付きの浴室になっているので、洗濯物を浴室に干して乾燥させることができますし、乾燥機能付きの洗濯機を使えば、天気を気にせず家事がこなせます。
車の音に関しては、すべての窓が遮音性、断熱性の高いペアガラスにアップデートされているのに加えて、内側にインナーサッシが設置されているため、ほとんど気になりませんでした。
また、築古の物件だとどうしても気になる水回りも、洗面室とキッチン、トイレは約1年~3年前、風呂はリフォームされてから10年ほどたちますが、まだまだ快適に使っていただけそうな印象です。
ケヤキ並木に寄り添うように立つこのマンションは、管理状態がとてもよく、管理人さんが常駐、エントランスはオートロック、といった安心のセキュリティ。共用部も隅々まで手入れされています。5年前には耐震補強工事も完了しています。
吉祥寺駅から少し奥まった場所にありますが、最寄りのバス停から駅までのバスが日中はかなり短い間隔で発着しているので、ちょっと待てばバスに乗れて、駅までもほんの数分。電車の乗り換えくらいの気軽さでバスに乗れるので、いわゆるバス便のデメリットもさほど感じないと思います。
ちなみに吉祥寺駅は井の頭線の始発駅、三鷹駅は総武線各駅停車の始発駅。座って通勤できるのも何気にうれしいポイント。
物件そのものも魅力的ですが、この環境にも惹かれます。「井の頭公園」、「自然文化園」、「ジブリ美術館」。それに多摩川から始まる全長約43kmの「玉川上水」や、中央通りの桜並木などなど、まわりは自然の宝庫です。緑溢れる環境で自然のありがたみを日々味わえる立地。
中道通りや昭和通り、大正通りをぶらつきながら、さまざまな個性あふれる店を楽しむことができます。これもまた、吉祥寺での生活を彩るひとつの風景と言えますね。
街の息づかいを感じながらの帰路。いやぁ、吉祥寺という街ならではのぜいたくな日常です。
※家具は付きません
※売主居住中のため、スケジュール調整が必要です