古い長屋がひしめく小さなまち、墨田区京島。ここに長屋をカフェや宿などに改装して、のんびり暮らす若い人たちが集まっているのを知っていますか? そんな京島にフラリと迷い込んだR不動産の若手スタッフが、まちにほれ込み、一緒に活動することになりました。
突然ですが、墨田区にある「京島」というまちをご存知ですか? 僕は最近この京島がなんだか気になって、よく足を運んでいます。
京島は「東京スカイツリー」のある押上駅から東へ20分程歩いた所にあるまち。戦火を逃れた関係で、今でも古い長屋が軒を連ね、味のある風景が残っています。
そんな京島では20年ほど前から、アートイベントが盛んに開催されていたようで、イベントに参加したアーティストやクリエイターがこのレトロな街並みを気に入り、そのまま住みついてしまう、ということがあったそう。
最近では若い人たちが、自分の拠点を構えようと移ってきていて、古い長屋をリノベーションした店も多く見かけます。
京島の一体何が僕をこんなに引きつけているのだろうか……。
その答えを探ろうと、現地へ足を運び、京島の長屋で店を構えているプレイヤーの方たちにお話を伺ってきました。
取材をしていて気づいたのですが、このエリアには「複業」をしている人が多い! 「副業」ではなく、複数のわらじで生計を立てる「複業」。
週の半分はカフェを営業し、残り半分は音楽家としてライブ活動、そしてたまに内装屋、なんて方も。
そんな感じなので、話を伺おうとカフェを訪れても「本日定休日」なんてことも多いんです。店のカレンダーを見てみると半分以上が休みだったり。
そして分かりました。僕が人に引かれているということが。僕は彼らの暮らし方、働き方に引かれているのです。
そんな僕の好きな京島について、これから何回かに渡って紹介する予定です!
さて取材をしていると、京島で何やら気になる新築住宅のプロジェクトが始動する! という情報を耳にしました。
プロジェクト名は「すみだ向島の風景をつくる ー小住宅で下町の風景を引き継ぎながら活力を導入するー」
古い建物が取り壊され、どこにでもある新築住宅が建っていき、自分たちの好きな京島の街並みが失われていく現状に、危機感を覚えた現地のプレイヤーたちの思いがキッカケで発足したプロジェクト。
京島とその周辺に点在する20~30カ所の空き地に、建築家たちがこの地域に合った建て売り住宅を提案します。
そしてなんといってもこのプロジェクト、参加する建築家たちに注目です!
昨年イギリスで新たに設立された「ロイヤル・アカデミー建築賞」の初回受賞者に選ばれた長谷川逸子さんを筆頭に、北山 恒さん、西沢立衛さん、塚本由晴さん、長谷川 豪さんなど……。国内外で活躍する建築家たちが多数参加。サマーワークショップでは、彼らが講師を務めます。
7月20日には、京島の雰囲気を生で感じられるシンポジウムも開催。ここには建築家に加えて現地の方も参加するそう。無料でどなたでも参加できます。
そして実は僕らも京島の人たちと一緒に活動をしようと計画中。今後の京島にご注目ください!
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