武骨にして緻密

ザラっとした武骨な表情と無機質さが、ちょうどいい塩梅でまじり合った、アトリエのような空気感。

手がけたのは、インテリアデザイナーのオーナー。自身の経験を活かし、細部まで妥協なく作り込んだ空間です。

武骨なセメント板やむき出しのコンクリートから、きめ細やかな塗装やフラットな床材まで、異なる質感がうまく調和しています。お気に入りのアートやクラフトも、空間の中でより存在感を放ちそうです。

羽のように軽やかな特注のカーテンが、空間をふんわりと隔てるつくり。カーテンを閉めても光は通り、水回りや収納の壁も天井までふさがっていないので、圧迫感はありません。

舞台となる建物は、ブルーの屋根と白壁でおなじみのマンションシリーズのひとつ。ステンドグラスの入ったエントランスや、引き込まれるようなアプローチもいい雰囲気で。

目黒駅に10分足らずでアクセスできる、洗足駅が最寄り。落ち着きのある住環境と美しい空間、一度手にしたら離れがたくなりそうです。