大地を見渡す、木の小屋

個人的に空気感が好きな日野市。都心からそう遠くない場所ですが、自然が多く残り、ゆるやかな山並みは日本の原風景を思わせてくれ、自然と気持ちが落ち着く場所です。

今回ご紹介する物件も丘陵地の少し高台に建ち、いわゆる住宅地の戸建てとは思えない開放的な眺めを楽しるのが特徴的。

この環境を生かした、見晴らしのいいお庭をどう使うか、妄想が広がります。植物でいっぱいにして、緑に癒される空間にしてもよし、家庭菜園スペースを広くとり、自分たちでつくった食材で日々のお料理をするのも楽しそうです。お庭からは花火も見えるそうで、友人を招いてお庭でバーベキューなんて時間の過ごし方もいいですね。

建物は自然素材をつかった、木の家をつくるのが得意な工務店さんが建てています。

床は杉の無垢材、壁は漆喰仕上げ、各部に木材を多用したつくり込みで、質感や素材感を存分に感じられます。なお、扉や照明、スイッチなどをあえて前の家からリユースし、この住まいにも取り込んでいるのが、真面目なだけじゃなく小気味良い遊び心です。目に見えない下地部分も自然素材にこだわり、ハウスシックにならないようなお家になっています。

ご夫婦の住まいとしてつくったため、間取りがユニーク。玄関からオープンに開けたリビングが開放的。寝室は1つで、代わりに書斎や、セカンドリビングとして使えそうな多目的スペース、書庫や納戸などの収納スペースが設けられた、ゆとりのあるレイアウトです。

2階の南西角の書斎は音楽家の旦那さんの籠り部屋だったそう。小窓から夜空を眺め、しっぽりとお酒を飲み、タバコを吸いながらいい創作時間にしていたそうです。

ご家族での住居であれば、納戸や書庫をアレンジして、部屋数を増やすこともできます。最初は今のまま住んで必要になったら改装するのも良さそうです。

程よく郊外ということもあり、車があると便利な地域ゆえ、詰めれば３台停められる駐車場も嬉しいポイントです。

建物が建つ一角は街路などきれいに整備された分譲地。舗装や植栽が整っていて、門構えもかっこよく、雰囲気があります。奥には広い広場もあり、子供が遊んだりするのにもいい住宅環境だと思います。

近隣には多摩動物公園や多摩丘陵自然公園があり、自然でのアクティビティが豊か。週末のお出かけも楽しいエリアです。

最寄り駅は程久保駅ですが、少し足を伸ばした高幡不動駅からは、京王線の特急に乗れば、新宿まで約30分で出られます。少し本数は少なめですが、高幡不動駅から出ているコミュニティバスに乗り、2つ目の停車駅が物件から徒歩4分ほどの場所にあります。

都心からちょっとだけ距離をおき、自然が豊かな環境で過ごすのは心が洗われそうです。オーナーさんのように創作活動をしている方にとって、静かに集中する環境が作品を生み出すのにいい場所となってくれそうです。