みまもる窓

この部屋には、木場公園の緑をまっすぐ受け止める窓があります。窓の向こうに広がる緑と静かに過ごす時間が、この場所のいちばんの魅力です。

出窓のため左右にもひらけていて、視線が自然と奥へと伸びていきます。端が見えないほどの緑に囲まれて、部屋の中にいることを、ふと忘れていました。

間取りはいたってシンプル。仕切りのないワンルームで、家具のレイアウトは自分次第。床は濃い色のフローリングで、シックな雰囲気です。

玄関には縦に伸びた靴箱と、クラシックな照明が。建物全体にどこかレトロな空気がただよっていて、帰ってきたときにふっと気がゆるむような、そんな雰囲気があります。

キッチンには2口のガスコンロが設置されていて、そのすぐ横に洗濯機置き場があります。寝室と洗濯機置き場が同じ部屋にあるので、ふたり暮らしの場合などは洗濯をする時間には気をつける必要があるかもしれません。また、浴室はユニットバス。ここは好みが分かれそうです。

最寄り駅までは徒歩約12分。道のりは大通り沿いをまっすぐなので、初めてでもほぼ迷いません。木場駅と清澄白河駅の両方が使える立地で、家を出てから渋谷駅までは約30分程度でアクセス可能です。現代美術館までは徒歩2分、周囲にはギャラリーや絵画教室も点在し、街には静かな文化の気配が漂っています。

窓の向こうの緑は、何も言わず、ただ、そこにいてくれました。そういう存在が、暮らしには必要なのかもしれません。