育みながら過ごす家

「ランドスケーププロダクツ」による設計デザイン。アールがかった梁や柱の曲線美、淡い色づかいが、やさしい印象の部屋です。

住む人の趣向で家を育てていくというコンセプトで、2015年にフルリノベーションされたこの内装。棚等の造作を最小限にし、あえてシンプルにしてあります。

梁や柱はブルーグレーで塗装され、床はオークの無垢フローリング。経年変化でどんどん味が出ていくのも楽しみですね。ちなみに、下の階への配慮のため、遮音等級の高い床材を使用しています。

扉にガラス窓をつけたり、リビングと洋室の仕切り壁上部をつなげてみたり、光や空気が抜けて、人の存在を感じやすい仕組みになっているのも見どころです。

土間はラフに使えるのがなにかといいところ。帰宅時にベビーカーを置いて、寝ている子どもを起こさないようにしておく事もできますよね。あるいは、リモートワークなどの仕事部屋にしてもいいかもしれません。

南側バルコニーの先は駅舎ですが、5階のため遠くまで眺望が開けています。

気になるのは電車の音。駅舎で覆われていますが、室内まで音が聞こえます。駅から徒歩2分という強力なメリットはありますが、人によってはネックになると思います。

内側に二重サッシの取り付けなどをしてもいいかもしれませんが、おそらく根本から解決することは難しそう。この点については、下見前にご確認ください。

エアコンは全て撤去されているため、新しく準備する必要があります。

希望ヶ丘という駅は、あまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、横浜駅には20分程度、新宿駅などの都心には1時間程度でアクセスできます。

駅周辺も、スーパーや飲食店が立ち並び、暮らしやすい雰囲気がありました。