松濤の路地裏から

東大の緑が見渡せる屋上、代々の入居者によりアップデートされ雰囲気の良い内装、そしてガレージ付きと、鬼に金棒な戸建てに空きが出ました！

直近まではアパレル会社の住居兼アトリエ兼予約制の店舗と、実にこの戸建てらしいユニークな用途で使われてきました。

前回の募集時点ですでに内装はある程度整っていましたが、直近の入居者により2階が大幅にアップデート。床に栗の無垢材を敷きつめ、よりこの建物のクラッシックな雰囲気にマッチするような内装となりました。

天井を抜いたり、間仕切りを取り払ったりなど、規模の大きい改装はできませんが、壁の色を変えたり、床材を変えるなど表層の改装は相談が可能。次の人にとってプラスになる内容であれば、原状回復も必要ありません。

特に雰囲気が良いのは3階部分。使い込まれてアジが出たブラウンのフローリングに、板張りの塗装された壁面と、海外のアパートメントの一室のような雰囲気です。

さらに3階のバルコニーにあるらせん階段の先には、ワイドな屋上。気持ちの良いコーヒーブレイクに、はたまたちょっとした商品撮影にも使えそうです。

用途は住居以外にも住居兼事務所、あるいは住居兼店舗としても相談です。その場合は法規上の制限があり、住居以外の事務所・店舗で使える面積は、50㎡以下と定められています。また前面道路はほぼ人が通らないような静かな住宅街のため、不特定多数の出入りがある業種は残念ながら不可です。

その他注意点として、浴槽は長年使われておらずダメージもあって、使うのであれば交換は必須になりそうです。以前の入居者により3階にシャワーブースが設置されていて、そちらは現時点で通常利用が可能です。

またクリーニングは貸主側で行わず、引き渡しは前入居者退去時のまま。風呂やトイレ、シャワーブースは残置物扱いとなり、故障した場合には借主側での修理交換対応となるので、ある程度物件に手を加えることに抵抗がない方向けの物件と言えるかもしれません。

立地は住所上では松濤ですが、山手通りより西側で、駒場と言った方がイメージしやすい場所です。山手通りより東側の高級住宅地の松濤というよりは、所狭しと戸建てが立つ、ローカルな住宅街とご認識いただければと思います。

どうやって使いこなそうか。ワクワクしながら下見にお越しいただければ幸いです。

※募集面積には1階ガレージと倉庫を含みます。1階は40.90㎡、2階は45.63㎡、3階は49.23㎡の計135.76㎡です