贅を極めたワンルーム

2017年に売主さんがリノベーションをして、好きなものを詰め込んで暮らしていたワンルーム。細部までこだわり尽くした空間です。

物件は松陰神社の駅からほど近いレトロマンション。最上階のため、室内に入ると目の前に世田谷の街並みが飛び込んできます。

間取りはシンプルなワンルーム。トイレと浴室以外はあえて完全に区切らず、ゆるく仕切ることで、ゆったりとした空間になるよう設計されています。

天井は解体の際に出てきた木毛セメント板に白く塗装。壁はデコボコのコンクリートにライトグレーの塗装で仕上げてあります。

きれいに差し込む日の光に照らされ、より一層温かみを感じる無垢フローリングの床もとても良い。窓サッシの内側が茶で塗られているのも、アクセントとして効いています。

キッチンスペースは、業務用キッチンに、実験用シンクの洗面台、工業的なデザインの照明など、インダストリアルな雰囲気でまとめられています。

キッチンからの眺めもスッキリ抜けていて、気持ち良く料理ができる環境。オーナーはがっつり料理をしていたため、壁の有孔ボードに大量の調理器具が引っ掛けてありました。

マンションは大きな公園に隣接しているため、エントランスから出ると緑が目の前に広がります。休日はワイワイと賑わう親子連れ、ひと休みするお年寄り、ペットを散歩させる人などがいて平和な雰囲気。

こんなにも心地よい部屋と環境で暮らせるなんて、ぜいたくすぎる。そう思いながらため息をついてしまう自分がいました。

松陰神社は個人店が多く、退屈しない街。自転車があれば、三軒茶屋や下北沢もすぐです。

普通のワンルームでは物足りない方、こんな部屋が欲しくなりませんか？