書籍発売『公共R不動産のプロジェクトスタディ』塩津友理(公共R不動産/Open A) 行政が持つ物件を、民間企業とマッチングさせる「公共R不動産」が、国内外のプロジェクトを通して、実践から学ぶガイドブックを出版。ちょっとした工夫で空間を劇的に変化させたり、新しい発想で運営したりする仕組みを解き明かします。7月と8月に東京・大阪でトークイベントも開催! ![]() 国内外のプロジェクトを二部構成で紹介。前半はプロセスに着目し、実現までの方法論を解説。後半は視点の新しさにフォーカスし、事例を紐解く 公共空間の大変革期 今、公共空間はダイナミックに変化している。総額約590兆円ともいわれる公的な不動産資産に対して、総務省や国土交通省、内閣府が相次いで政策を打ち出し、全国の自治体は再編の真っ最中。 ![]() ![]() 葛飾区の女子職員寮を改修した宿「Shibamata FU-TEN Bed and Local」。誕生の裏には新たな官民連携の試みがあった。アーティストの作品に泊まれる部屋も(写真提供:R.project) 公共空間が“稼ぐ”時代 「公共空間=儲けてはいけない」というのは、すでに時代遅れ。これからは維持するためのお金を、公共空間自身が稼ぐ時代だ。 ![]() 各プロジェクトの裏側を支える仕組みを、ダイアグラムで解説している 「公共空間を使う4つのステップ」 この本は、プロジェクトスタディ、コラム、インタビュー、妄想企画の、四つのコンテンツで構成されている。 ![]() 公共施設の活用に実践で活躍するキーマン3人にインタビュー。左から、オンサイト計画設計事務所の長谷川浩己さん、R.projectの丹埜 倫さん、国土交通省の町田 誠さん ![]() 長谷川さんがランドスケープデザインを手掛けた「オガールプロジェクト」は、公民連携の新しいモデルとされる 「公共空間をひらく3つのキーワード」 後半のテーマは、シビックプライドをつくる/領域を再定義する/“公共”を自分事にする。新しい公共空間の可能性を広げる三つのメッセージでまとめた。 ![]() 南池袋公園では、カフェの売り上げの一部を「地域還元費」として公園の維持管理にあてる収益モデルを取り入れている ![]() デンマークの多民族が共生するエリアの公園「スーパーキーレン」では、地域課題をデザインとプロセスで解決している(写真提供:PARKFUL) この本は公共空間を活用するすべての人を応援する実践書である。 出版記念トークイベント |
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