納まりに宿る美学

端正にリノベーションされたマンションの一室。 壁に沿ってズラリと並ぶ収納は、扉の一枚一枚がきれいに揃い美しい。

一見の美しさだけでなく、暮らしやすさも考えられているので総合的が高い。

まず、収納の設計がいい。壁面に並ぶ収納は靴箱、可動棚、クローゼットと同じ扉に見えても中身はそれぞれの形に。寝室にはウォークインクローゼットがあり、安心感があります。

キッチンも一見コンパクトに見えますが、袖壁に隠れるように壁の奥まで作業台が延びています。壁面には造作のカップボード、そしてその裏にも可動棚や収納。さらにはマンションには珍しくバルコニーに繋がる勝手口があり、ゴミなどをちょっと外に置いておけるのが嬉しいです。

三方窓の角部屋になっており、風通しや日当たりがいいのも気持ちいい。

リビングはキッチン部分を除き16帖の広さ。ソファ、ダイニングに加えてワークデスクを置く配置も検討ができそうです。

建物が位置するのは、大崎と戸越の中間地点くらい。仕事へ行く時は大崎へ、休みの日の買い物や散歩するのは戸越へ。パリッとした街と下町と、2つのタイプの街を楽しめます。