ポップな住処

イラストレーターとデザイナーの肩書きを持つオーナーが、自ら住むためにこだわって改装したユニークなワンルーム。鮮やかな赤で塗装された、ポップな世界観に引き込まれます。

綺麗な赤で統一された、遊び心くすぶる空間。白く塗装された天井と水まわり、陶器製のスイッチなど相まって、日本離れしたエキゾチックな雰囲気を感じる内装です。

こういった部屋をピンポイントで探していたという方もいる反面、面白そうだけど自分では住まないな、なんて思う方もいると思います。

どちらかといえば僕も後者に当てはまる方でしたが、その感覚は部屋に入ってみると180度変わり、後にする頃にはすっかり住んでみたいという気持ちにさせられていました。

まず驚いたのは、想像以上の開放感。坂の中腹に立つマンションから見る東側の眺めはよく抜けており、窓が多く、照明をつけなくても日中は十分な明るさです。

風もよく入ってきて気持ちがよく、建物のまわりに植えられた木々の葉が揺れ、音を出しています。

屋根付きのバルコニーは、幅が広くテーブルも置けます。過ごしやすい時期は、ずっとここにいたくなりそう。

ワンルームに近い間取りも、開放的でとっても使い勝手がよくて。木製の家具や本棚を入れ、植栽や気の利いた照明など揃えれば、住みたい部屋の完成です。

ちなみに、置いてある大きな椅子は、教会で使われていたものだそう。これまたユニークですが、必要ない方は撤去も相談できます。

気になったのは、玄関との仕切りがない点。扉の色味もやや特徴強めなので、棚を置いたり布をたらしたり、工夫して仕切ってもらうのが良いかも。

また、クローゼットが無いため、収納は用意する必要があります。改装も相談できますので、ハンガーパイプなどを取り付けたりしてみてはいかがでしょう。

立地も、この物件を説明するうえでは欠かせません。世田谷代田駅のすぐ近くで、下北沢駅にも徒歩でいける便利な場所です。

世田谷代田駅はつい最近リニューアルされたばかり。さらに、下北沢駅方面へ、小田急電鉄による「下北線路街」というプロジェクトの一環でさまざまな施設や緑道などが開発されています。

個性的な店も増え、活気ある面白い世田谷代田駅周辺。物件から駅までの道も、緑に囲まれた気持ちいい緑道に整備されていたり、少し下北沢方面へ歩くと「ボーナストラック」という、個性的な飲食・物販店舗を集めた商店街もあります。

散策には、自転車も有効に使ってもらえると良さそう。ぜひ、まちの魅力も一緒に楽しんでもらえるとうれしいです。

■写真は全て前回募集時のもの