「ナリワイ」と「暮らし」が一緒にある、かつての日本の当たり前の生活。そんな町屋スタイルの賃貸アパート。
顔を合わせて話をする機会が減ってきているこの時代に、新しく住む人と元から住んでいる人、地域の文化、大切なものをつなげ、橋渡しをする役割が大家にはあると語る、ステキな大家さん。
ただ住む場所や建物を用意するだけではなく、人と地域とナリワイをつなぎ、めぐり会う機会をつくりたいと思いこのアパートをリノベーションしたそう。
そのため1階については住みながら店舗、住みながらアトリエなどで使ってもらえる形になっています。
今回ご紹介するのは、2階の住居メインの区画。
ただし完全な住居として使うというよりも、冒頭で述べたような大家さんのこの場所への想いや方向性について理解していただき、一緒に盛り上げていっていただける方であることを前提とした募集です。
そう聞くと少しハードルの高いことのようにも聞こえますが、例えば趣味で製作した革製品を週末に1階デッキテラスで販売したり、「Do Space」と呼ばれる共用スペースで他の入居者さんとコラボして展示イベントをやったり、そんなことです。
表現が難しいところではありますが、住みながらナリワイ(副業や趣味など)を営み、この場所を積極的に盛り上げる、といったようなイメージでしょうか。
このあたりに明確なボーダーや決まりは設けられていないのですが、申し込み審査時に大家さんと面談があり、すり合わせをさせていただく予定です。
ちなみに地域交流や、住人の憩いの場となっている1階デッキテラスでは、定期的(半年に1回など)にマルシェも開催される予定。入居者の方は、このマルシェにも基本的には主体となって、企画打ち合わせから参加する形でお願いしています。
室内の内装は古い柱などを残し、モルタルの床でさっぱりとした印象。天井は抜かれていて、高々と約3m程。奥が小上がりになっていて、さまざまな使い方が楽しめそうです。
バルコニーは南向きで高い建物もなく、日がしっかりと差してくるためポカポカ。ほっこりな雰囲気が漂います。
1階の中央部分の「Do Space」と呼ばれる共用スペースは、デスクワークや、打ち合わせ、イベント、ワークショップなど、幅広い用途で利用することができます。おまけにWi-fiやキッチン、工具も完備。工具については貸し出しもしており、DIYにも使えます。
さらに南側には入居者が使える小さな畑があり、みんなで育てた作物を、井戸水を引き込んだ小舟で洗い、収穫パーティーを楽しめます。
大変な部分もありますが、心があたたかくなる、とても魅力的なプロジェクトです。
【内覧会&マルシェ開催】
5月24日(土)にマルシェが開催されるため、同日に内覧会を開催しています。11時〜17時の中でご希望の内覧時間帯をご指定ください。
■店舗利用メイン(住居兼店舗利用必須)の1階部分も募集中です!
しっかりナリワイ Vol.1■写真は全て前回募集時のもの
■Do Space 利用ルール
利用可能時間:10:00~20:00(その他の時間:応相談)
DIY工具 :入居者貸し出し無料
トイレ :入居者、テナント並びにDoSpace利用者が利用可能
共用Wi-fi :無料(2時間以内)
利用料 :個人利用、ワークショップ等での利用無料
※Do Space利用中も、テナント利用者などが飲食等で利用する可能性があります。