街に根ざす、次なる店

いやはや、この佇まい。

街のゆるっとした空気感、ローカルな商店街沿い。小さく自分の手が届く範囲内で、マイペースに店を始めたい。そんな方へ捧げずにはいられない物件です。

ここには昔ながらの豆腐屋さんがありました。大きな水槽にキリッと角が立った豆腐が沈みならぶような、街から消えつつある手づくりの豆腐屋さん。時代の波には抗えなかったのか、ひっそりとその幕を閉じ、新たな商い手を静かに待っています。

用途は重飲食以外であれば相談です。ガラス張りのドアや小窓から中がほどよく見えるこの感じは、カフェや物販にちょうど良さそうな気がします。

1階と2階共に、豆腐屋跡を最低限整えてあります。1階の床はモルタルの土間仕上げ、壁はクロス張り。2階はクッションフロアに張り替えて、壁は白塗装。

店舗として使うには表層のデザインを整える以外にも、空調をつけたり、トイレを変えたりとそれなりにコストがかかってしまいそう。また2階は少し床が沈む場所があったり、傾きがあったりと、お客様を招き入れる状態まで持っていくには、少しハードルが高そうな状態です。

ご注意いただきたいのは中途解約に対して、厳しめな違約金が課されてしまう点。5年未満の解約で賃料12ヶ月分、6年目〜8年未満の解約で賃料2ヶ月分の違約金がかかってしまうため、最低でも5年間はこの場所で商売を続けていく、覚悟を決めていただく必要があります。

この街に根ざした、商店街のいち風景となるような店作りを目指していただける方にぜひ。