心地よい「こもり部屋」

素敵な高級住宅が立ち並ぶ田園調布の街並みの中、時代に取り残されたように存在するレトロマンション。その一室がつい先日リノベーションされ、こもりたくなる部屋になりました。

ざくっと広いワンルームですが、中央を大きな造作の棚でゆるく仕切った内装。壁際には長いモールテックスのカウンターが設えてあり、コンロ、シンク、洗面台の用途を兼ね備えています。

床は渋い表情の塩ビタイル。天井は上げて白く塗装されています。

手前にはお風呂やトイレ、洗濯機置き場、クローゼットなどが造作されているため、居室部分は比較的スッキリ使えそう。

低層住宅街の中で、坂の中腹に立つマンションという立地性から、眺めや日当たりも良いところもポイントです。

静かで緑が多く、気持ちよく風が抜ける田園調布。まるで東京ではないような豊かな場所ですが、坂が多かったり、マンション自体も少し駅から離れている点は気になるところ。

ですが、その立地の特性を考えると、籠りたい人には絶好の物件かと思いました。むしろ、こもってこそこの物件の気持ちよさがわかるのでは。

例えば、物書きの方や放送作家さん、デザイナーさん等が、自宅とは別にセカンドハウス的な利用で、アイディアを練ったり、考え事をする部屋としてなど。

もちろん、こういった環境が好きな方の一人暮らしなどもピッタリかと思います。

正直、駅からの距離感や勾配は結構あります。ただ、駅まで出るのも面倒になってしまうその環境も含めて、こもりたい部屋なのかと。。


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