“もうひとつの居場所”をシェアする ~新島saro、3年目の夏へ。林 厚見(東京R不動産/SPEAC inc.) 東京R不動産メンバーが仲間たちとつくった新島「カフェ+宿 saro(サロー)」も、今年で3年目。色々な人が集まって、さまざまなコトが生まれる中で、新しい場所のあり方が見えてきました。 ![]() saroファミリー皆でアメリカ芋を食べる@ふれあい農園。 新島にこの6部屋の民宿とカフェができたのは、2009年の夏。その頃僕らがやりたかったのは、ただ自分が好きになった島に自分たちの居場所をつくることだった。その後、徐々にここが島の人たちと東京の僕らの、新しい接点のような場所になったらいいと思うようになり、幸いにもここはそんな場所になった。 ![]() ゲストがバースペースに開いてくれた一週間限定のバー「渚」。 saroでは、場所ができる過程から既に、多くの人が関わってファミリーのようになっていた。人が人を呼ぶ形で、多くの人たちが東京からこの場所に来て、何かを残していくようになった。絵や写真などの作品を提供してくれたり、お菓子をつくってsaroで売ったり、ヨガやルーシーダットンのワークショップをしたり、イベントの企画をしたり、忙しい時期に料理を手伝いに来てくれたり。スタッフのヤブちゃんは島の本をつくった。 一方で地元には、saroのパートナーのような仲間ができていった。ふれあい農園の恭介さんは野菜づくりに協力してくれたり、まみさんはパンをつくって提供してくれたり、地元商工会のサトシさんは時々バーテンをやってくれたり。そして僕が愛してやまない新島「ナムレ」バンドの面々は、saroに飲みに来ればお酒を傍らに、最高にカッコいいアドリブをキメてくれる。 ![]() けいちゃんのsaroバッジ、shizueさんのsaroクッキー。 確かにこの場所は、ゲスト(宿泊客や飲食のお客さま)が来てくれることで成立しているけれど、ここにいるのはゲストとスタッフだけではない。純粋に旅としてこの島と宿でゆっくり過ごすゲストがいて、同時にそうした人たちに何かを提供してくれる「仲間たち」がいるのだ。また、ゲストはもちろん「お客様」ではあるけれど、いつしか「友達」に近い距離がそこには自然と生まれていて、スタッフと一緒に夕食を食べることもしばしばある。 ![]() soroのテラスとバー。今年の夏は新島でゆっくり過ごしてはいかが? saroファミリーの皆にとって、ここに関わってくれることは、それぞれにとって何らかの意味があるのだと思う。その仕事はゲストのためでもあり、同時に自分のための仕事であったり表現であったり、癒しであったりもする。 |
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