墨田区の京島で、街なか芸術祭「すみだ向島EXPO2021」が10月1日に始まります。まちの新たな可能性を掘り起こす実験の場でもあるこのイベントに合わせて、R不動産も連携した新しい企画が始動! 京島に滞在しながら作品を発表する人を募集します。
暮らしが表現になるまち、京島
今年も京島で街なか芸術祭「すみだ向島EXPO2021」が開催されます。
すみだ向島EXPO2021
この愛すべきレトロなまちの魅力や、そこで起こっていることの新しさ、それを起こしてきた後藤大輝さんのすごさ。R不動産でもさまざまな切り口からそれを紹介し、一緒に活動してきました。
そんな京島の魅力にどっぷり浸れるチャンスが、この「すみだ向島EXPO2021」です。
全国各地で芸術祭が開かれている昨今。それらと「すみだ向島EXPO2021」の違いは、日常の暮らしのど真ん中で、むしろ暮らしと混然一体となった息吹のようなものとしてのアートに出会えること。
人々がまちに暮らすこと自体が、まるで表現のように思える。それが京島の魅力だと、かつて後藤さんは教えてくれました。そんな魅力をアートの力で増幅し、誰もがその魅力に触れられるようにする。それがこのEXPOなのかもしれません。
新型コロナウィルスの影響下で開催し、無事に会期を乗り切った去年。それをアップデートする形で、これからのまちの姿を描こうと試みる今年のEXPOに、期待せずにはいられません。
作品、発表できます!
EXPOは芸術祭であると同時に、後藤さんにとってまちの新たな可能性を掘り起こす実験の場でもあります。
今年のEXPOでは、後藤さんと僕らR不動産で今後の展開を見据えたある試みをすることにしました。
それはまちに滞在しながら作品を制作・発表できる場を提供すること。
「それってアーティスト・イン・レジデンスなの?」「EXPOの公式プログラム?」と思われるかもしれませんが、どちらもちょっと違います。
滞在は後藤さんが運営するシェアハウスで。1ヶ月間の利用料は通常の家賃と同額。いつもと違うのは、発表する場所を後藤さんたちがコーディネートして、無償提供することです。
といってもギャラリーなど、いわゆる作品発表のためのスペースではなく、カフェの店頭や、街角の空き地などのような、日常の場の一部をアレンジする予定。
まちの人たちの営みとの境界線が取り払われた場で、作品の新しい可能性や魅力を引き出す機会にしてもらえたらうれしいです。
そんな環境なので、絵や立体作品の展示はもちろん、まちの人を巻き込んでのアートプロジェクト、パフォーマンスや演劇的表現など、地域と呼応するような作品も面白そう。
発表だけでなく制作を組み合わせてもいいし、分筆系や映像系の制作も面白いかもしれません。
EXPOの参加アーティストや、京島に暮らすアーティストたちとの意見交換など、交流にも乞うご期待。
今回はこれからの展開を考えるためのモニターという位置づけなので、EXPO期間を含めた数ヶ月程度の限定募集。1ヶ月単位で期間を選んでいただけるので、EXPOと重ねても良いし、外すことも可能です。
まちとアートの新しい関係を、一緒に探求してみましょう。
利用料は部屋のサイズによって4~6万円/月。作品発表の場所を無償で提供します 京島 滞在発表プログラム モニター募集
対象:京島に滞在しながら作品発表をしたい方
利用料:40,000円~60,000円/月
定員:3名程度
応募方法:受け付けを終了しました