日本とイギリスを行き来するオーナーさんが、間取りや素材などの細部までこだわって作った家。大きな松の木が目を引く戸建は、1階がカフェや事務所、2階を住居に使用可能です。1棟の物件ですが、1階と2階を分けられているのがポイントです。
建物があるのは武蔵野市吉祥寺東町。
吉祥寺の駅から徒歩10分の、駅周辺の喧騒を抜けた住宅街にあります。元々オーナーさんのご実家だったお家を建て替えたのが2011年。内装などのデザインだけではなく、断熱や床暖房などの住宅性能もしっかり設計されています。
オーナーさんは、元々1階をカフェなどの軽飲食店やサロン、事務所として賃貸し、2階を住居に使用していました。築13年が過ぎ、1階のテナントさんは退去、オーナーさんは地方にお引越しすることになったので、建物1棟で募集することになりました。
用途は、設計当初のように1階がカフェなどの軽飲食店やサロン、事務所。2階が住居で使用可能です。2階の入口は1階のものとは別なので、上下を完全に分けてON/OFFの切り替えがしやすそうです。
建物全体は、日本とイギリスの要素がいい塩梅で混じり合ったデザイン。イギリスでコツコツ集めたスイッチや照明が建物中に散りばめられ、庭には昔からあった石灯籠や大きな松の木などの日本らしい植物が。障子や畳がポイントで使われているところも、日本らしさを控えめに表現しています。床に使用されているオークの無垢フローリングやシャワーヘッド、玄関扉やドアノブなどもイギリスから取り寄せたもの。ほんと、妥協のないデザインです。
では、ここから1階について説明していきましょう。
1階は、前テナントさんはサロンや鍼灸院に使用していました。お仕事柄タオル等の洗濯をするのでキッチンや洗濯機置き場を工事されていますが、内装などは竣工後のまま。写真は前テナントさんの荷物がある状態ですが、荷物が撤去された状態でお引き渡しとなるので、写真とそこまで変わらないと思います。
間取りはL字型。南側のスペースは庭に面しているので眺めが良し。キッチンがある部屋の中央付近に水回りの設備がまとまっていて、その奥にフリースペースや個室があります。
設計上はカフェ程度の軽飲食店に使えますが、カフェでも本格的な調理などをするには大掛かりな工事が必要そうです。個人的には、物販店、前テナントさんのようにサロンやアトリエ、事務所にちょうど良いのではと思います。もちろん、ここで法人登記も可能です。
続いて、2階。特徴を挙げるとキリがないですが、インパクトがあるのは、やはりLDKですね。
広さは約20畳、天高は最も高いところで約4mという広々とした空間です。しかも部屋をさらに明るくしてくれるトップライト付き。もちろん、庭の木々を愛でることができる位置に開けられた他の窓も魅力的です。また、ロフトへ上るための階段も秀逸。踏面を濃い色にし、それ以外を壁と同色の白にしているのでとても軽やかな印象を与えてくれます。
キッチンは約4.5m幅。リビングに負けじと目を引くデザインです。シンクや作業台の下にはガスオーブンやたっぷりの収納だけではなく、冷蔵庫と洗濯機も格納されているのが特徴。見た目がすっきりするのはもちろん、使い勝手も良いので、楽しく料理やお茶の準備ができます。
キッチンの脇には完全には仕切られていないスペース(リビング2)が。オーナーさんは寝室に使用していますが、もうひとつのリビングや書斎に使用するのもアリですね。いい意味で、どう使うか、かなり悩みます。
床暖房は1階の洋室、2階のウォークインクローゼット、ロフト以外の全てに入っています。写真を撮影したのは2月下旬でしたが、ポカポカして気持ちよかったです(むしろ撮影で動いていたらちょっと汗をかいちゃいました)。
ロフトの下には寝室とウォークインクローゼット、お風呂などの水回りがまとまっています。
寝室は約11畳の広さ。オーナーさんは寝室とウォークインクローゼットを物置にしていますが、前は寝室に使用していたとのことです。
水回りも賃貸ではなかなか味わえないスペックとデザイン。壁は天然大理石、床は天然スレート、床暖房もあります。ゆったり浸かれる浴槽は坪庭に面しているので、ついつい長風呂をしてしまいそう。あえてウォシュレットではなく木製の便座にしたトイレ、大きな洗面台、水栓器具からは、どことなくイギリスの文化が感じられます(便座はウォシュレットに交換することが可能です)。
ロフトは和の雰囲気。床は琉球畳なので、寝転んだり座布団やクッションでくつろいで読書がしたくなる空間です。広さは収納も含めると約15畳あるので、書斎や瞑想の空間、客間として使ってもいいかもしれません。
気になるかもしれないのは、駐車場がない点でしょうか?
駅からそんなに離れていないので必要ないかもしれませんが、お車のお持ちの方は近隣で月極駐車場をお探しいただくことになります。
自宅の一部を事務所や店舗にしているのはよく目にすると思いますが、この物件のように住居とは別の出入口があり、1階と2階に分かれているのはあまりないのではないでしょうか。
住宅性能などは実際に体験してみないとわからないものですので、気になった方はぜひ!