こだわりを住み継ぐ

今、ここまで細部にこだわった改装をしようと思うとほとんどの方が予算オーバーになってしまうと思います。個人の想いを乗せて設計され、大切に住み育てられてきた物件です。

もとはオーナー夫婦と小さなお子様の三人で暮らしていましたが地方への移住が決まり、新たな暮らし手を探すことになりました。

ファミリーで暮らすことを想定し、生活動線や収納にも気を使った作りになっています。

広くとられた玄関土間には複数の棚を設け、シューズや日用品のストックはもちろん、スーツケースやアウトドア用品など大きいサイズのアイテムも置くことができます。

リビングは窓から抜けた眺望がのぞく開放的な空間。大きめの家具も置けるサイズ感です。小上がり部分はワークスーペースや子どもの遊び場など多用途に活用できそう。団欒するときも別行動の時も、基本はリビングに家族が集まっているイメージで設計されているそうです。

備え付けのソファ台と小上がりの下部は収納になっており、玄関土間と併せて活用すれば、追加で棚を用意しなくてもスッキリ片付けることができそう。

個室は家族構成が変わってもう1部屋必要になった時に分割できるよう、ドアが2つ用意されています。広く使うもよし、小分けに仕切って使い分けるもよし、ライフステージに合わせて住み方を変えられます。

さらに、オーナーの思い入れは照明スイッチや引き戸のスライダーなどのディテールにまで至ります。例えば、インターホン。せっかく見栄えよく改装された物件でも悪目立ちしがちなパーツですが、壁に埋め込んで額縁で蓋がされています。こんな愛らしいアイデアは初めて見ました。

2020年にフルリノベーションされているので設備もまだまだ綺麗。しばらくは現役で使えそうでした。

事前に知っておいた方がよさそうなこともいくつかお伝えしておきます。

まず、個室はスリーブがないためエアコンの設置ができません。置き型の扇風機やヒーターで十分対応できるかもしれませんし、厳しい場合はウィンドウエアコンを付けるのがいいと思います。

また、駅から距離があるので車があった方が便利だと思います。敷地内の駐車場は空きがありませんが、徒歩1分もかからない月極駐車場（建物外観写真にあるセブンイレブンの右隣）は今のところ空きがあるそうです（月額15,000円）。


住めば住むほど愛着が沸いてきそうなお部屋。業者が量産しているリフォーム再販物件に物足りなさを感じている方にぜひとも検討いただきたいです。



〈教育施設〉
秋葉幼稚園　徒歩7分(500m)
秋葉市立秋葉小学校　徒歩12分(950m)
秋葉市立秋葉中学校　徒歩11分(850m)