「西池袋(ニシイケ)」のビルの谷間(バレイ)にあるという意味で「ニシイケバレイ 」と名付けられたこの場所は、飲食店やシェアキッチン、コワーキングスペース、運動スペースなど、多様な空間とサービスが集積する場所です。
その一角に立つのが、今回ご紹介する4階建の低層マンション。今まで普通の集合住宅として使われてきた建物を、店舗や事務所、ショールーム等を兼ねて、暮らしと生業がつながる兼用住宅という形にリノベーションしました。
ご紹介する2階は、グループ会社TOOLBOXのフローリングやキッチンなどを使用して改装した、住居兼事務所や、たまに外にひらいて利用する方向けの区画です。
生業と暮らしをひとつの場所にでき、内装もすでに設えていますので、これから開業したい方や、チャレンジしてみたい方にお薦めです。
基本的に床はオーク材のフローリングが敷かれ、壁はアイボリーのような色味の塗装であたたかく柔らかい印象。
住みながら事務所はもちろん、予約制であれば製作されているモノのショールーム、オープンアトリエなど、事務所以外の用途もご相談ください。
ただ住居として考えた際に、収納がなく、コンロはなし(IHコンロ用コンセントのみ設えてある状態)、シャワールームのみ(浴槽なし)という点についてご注意いただく必要があります。
「ニシイケバレイ」という場所全体の説明としては、冒頭の通り、敷地のまわりを大きな建物にぐるっと囲われた、まさに都会のエアポケットのような場所。
築80年の木造の平屋を中心に大きな敷地が広がっていて、敷地内には、今回の集合住宅のほかに、店舗(うつわのお店)の入った低層マンション、地元の和食料理屋とシェアキッチン、コワーキングスペースが運営中の木造アパートが立っています。
大家さんは、実は江戸時代から300年以上続く家系の17代目で、中心となる平屋は、終戦直後に大家さんの祖父が建てたもの。
20年以上前に大通り側に面したビルを建てるまでは、コの字型に家があり、大きな庭があったそう。
その庭は大家さんの祖父が思いを込めて手入れしていて、子どもの頃は大家さんが秘密基地をつくったり、夏みかんをもいだり、畑をつくったり、カエルを追いかけたりしていた場所でした。
そんな思い出が詰まった庭と屋敷を、今このエリアを囲む14階建てのビルが建つ際に取り壊すことになり、この平屋だけはどうしても残そうと、わざわざ引き家をして取り壊しを免れたのが、この平屋です。
そんな平屋をリノベーションし、取り囲んでいた塀もすべて取り払い、街にひらいたスペースとして活用し始めたのが、この「ニシイケバレイ」のはじまりでした。
現在その平屋は「Chanoma」という古民家カフェとして営業され、営業時間外は茶道教室やヨガ教室、ライブなど多くの活動が展開されており、まさに1階を街に開くことで人が入りやすい、関わりやすい場所に育っています。
ニシイケバレイには戸数で計算すると約100世帯の住人さんが暮らしています。
いつの時代でも、風景がもたらす心地よさ、家を一歩出て街や人とつながる楽しさ、子どもも大人もそれぞれにわくわくするような気分を感じられるよう、こういった「場」が必要なのだと思います。
そんな気持ちに共感してもらえる方に来てもらえたらうれしいです。
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