光と風の回遊

広大な農地に面して建つ、7階建てのマンション最上階。ルーフバルコニーがついたペントハウス住戸です。

お部屋は建築士さんが自邸としてリノベーション。光と風が回遊する間取りが、明るく気持ちがいい設計です。浴室、洗面、寝室も窓が多く、どこにいても光で満たされています。

床はサクラの無垢フローリング、天井・壁は珪藻土仕上げ。収納や扉も木で造作され、自然素材でつくりあげた空間です。さりげない間の取り方や、細かなディティールへのこだわりが美しいのも魅力の一つです。

このフロアは、このお部屋のみ。ぐるりと窓に囲まれ風が抜けるのが気持ちいい。20.80㎡のルーフバルコニーと12.80㎡のバルコニーに挟まれていて、窓の先には、青空と農地の緑が広がり、眺めも申し分ないです。

青葉区は横浜市内でも屈指の農地の多い街。この辺りも、恩田川に沿って、水田や畑が広がっています。面白い部分は、そんな長閑な農地と、都市が共存していること。この穏やかな眺めをマンションの一室から眺められるというのはユニークだなと思いました。

田奈駅に向かう道のりは、農地が広がる脇を、のんびりと歩くかたちで、道のりもシンプルで平坦。青葉台駅までは少し距離がありますが、ここでは生活に必要なもの一通り揃うような感じで、週末にちょっと買い出しに出る感じが良さそうです。

専有部は2006年に宅内の配管交換含めフルリノベーション。さらには床下点検口を設けて、今後も配管交換などメンテナンスができる気の利いた設計。リノベーションから18年ほど経過していますが、オーナーさんがとても丁寧に住まわれていて、内装はきれいな状態です。建物自体は新耐震基準で建てられているので安心。減税の対象になったり、ローンの選択肢などが広がるので嬉しいです。マンションの長期修繕計画などがつくられている点も安心です。

マンション敷地内の駐車場はあいにく満室。売主さんは、物件から近くの場所で駐車場を借りているようで、月額17,000円ほどとのことです。

豊かな自然と、暮らしやすい環境がいいバランスで共存しているような物件。のんびりと、丁寧な暮らしを楽しみたいという方にいいかなと思いました。