白い砂浜、透明度の高い海まで徒歩9分ほどの山際に、オーナーさんたちが全力で楽しんでつくった、異国情緒あふれる遊び場がありました。
敷地内には宿・飲食店舗として使えるペンション棟と、オーナーの住居としてつくられた住居棟の2つの建物。
広大な約1000坪の土地は、山林部分もあり、自然が豊かでジャングルのよう。もともとある木々に加えて、オーナーが各地から集めた植物がたくさん植えられています。
マンゴー、ドラゴンフルーツ、コーヒー、レモン、キウイ、ザクロ、島バナナ、ライム、グァバ、ブルーベリー、すもも、びわ、柿、龍眼などなど、様々な果実が。この場所を果樹園にしたかったというオーナーさんの想いが込められています。
また緑や花も豊か。敷地内入口には南国感を高めてくれる、芭蕉や椰子の木。ハイビスカスやブーゲンビリアなど鮮やかな花々とモンステラやバードオブパラダイス、ファニックス、アロエなど個性豊かなグリーンたち。満月の夜に咲くと言われる月下美人、桜や銀杏など日本風情を感じるものもあります。
温度管理機能がついた温室もあり、オーナーさんの本気を感じます。
そして、遊び心のあるスケートパークに、岩山をくり抜かれてつくられた洞窟室があるのが、ユニーク。
伊豆エリアは上質な石が取れる場所として有名な場所だったのですが、この場所もかつては石切場として使われていたのでしよう。大きな石切場の跡がかっこいいです。
高低差のある地形が楽しく、スケートパーク横の坂を登っていくと高い位置には池や見晴らし台がつくられています。そして、さらに斜面を登ると、山の尾根には昔は畑として使われていたという平地も。
しかも、敷地入口からスケートパークや建物の周り、池や見晴らし台までのアプローチが歩きやすいように舗装されているということも驚きです。
建物は、初代のオーナーがペンションを営むために、40年ほど前に建てたもの。地元で有名なサーファーさんで、この場所はサーファーたちに愛される、憩いの場だったようです。
そこから今のオーナーがこの場所を買ったのは10年前。修繕工事をしたり、土地を買い増して敷地を広げたり、アレンジを加えながらこの状態まで作り込んでいます。なお、屋根の葺き替えや外壁塗装、定期的なシロアリ駆除薬の散布など、建物のベースがしっかりメンテナンスされているのが、心強いです。
ペンション棟はオリジナルを色濃く残した形で、なんだか懐かしさもある雰囲気。食堂スペースから出た、テラスの部分が特に気持ちよく。南国の植物たちに囲まれながら、外の空気を感じる時間が最高です。ピザ窯がつくられているのも遊び心があり、BBQをしたり、外での時間を楽しめます。
住居棟は、4年ほど前に間取りも含めガラッとリノベーション。天井をあげて、小屋裏を見せるデザインが開放的でかっこいい空間に。広い土間をつくったり、無垢材の床でしあげた内装。浴室、キッチン、トイレなどはシンプルで使いやすいものに交換されているので、快適に過ごせると思います。
敷地には広い駐車場がつくられ、大人数で遊びに来ることも、広い敷地でイベントをすることもできそうです。伊豆は斜面の多い地形ゆえ、平地が少なく、複数台車が停められる駐車場は貴重なようです。電気自動車用の充電器も駐車場とペンションの玄関脇に2箇所、設置されています。
山際の高い位置になるので、津波の心配もないようです。
伊豆半島の中でも、海がきれいな下田市白浜エリア。街も程よく落ち着いているのが心地よく、東京からの移住者も多いそう。伊豆の踊り子号に乗れば、品川駅から伊豆急下田駅まで1本で出られ、所要時間は2時間半ほど。
南国の楽園のような場所。こんな場所が引き継げるなんて、夢のようです。
↓楽しい要素が詰まった敷地図をイラストでおこしてみました!