オーナーが立派な敷地と建物に惚れ込み、後世へ保存すべく購入した、築約200年の古民家。約3,000㎡の敷地にたたずむこの物件は、まるで寺社仏閣のような風格と迫力があります。
それもそのはず、もともとは一般的な農家ではなく庄屋だった建物だそう。梁や床柱に良い素材が使われ、客間は書院造になっています。
前オーナーが購入した際、2階には養蚕の道具などが置いてあり、昔のままの状態でした。
それから前のオーナーが2階を宮大工さんに改修依頼をして、自然素材で全面的にリフォーム。1階にはトイレやキッチンを新設、檜と石(十和田石)の風呂を設置して、かなりの時間とコストを掛けたようです。
リフォームは行いましたが、かつての趣は今も失われていません。そのまま生かした立派な梁や柱、長い年月を経て変化した天井や建具の色味。これがまさしく正統派の古民家なんだと思います。宮大工さんの仕事は流石ですね。
玄関部分は天井高が約3.2m。床が張られていますが、土間に戻すことも相談できます。この場所をアトリエや工房にして、陶芸や木工など趣味の場所として使うこともできそう。以前は馬小屋だった場所も、前オーナーの趣味である古美術のギャラリーとして使われていたんだとか。
個人的にグッときたのは、ちょっと広めの縁側です。緑を感じながらゆったりと過ごす時間がたまりません。ここでまったり本を読んだり、将棋を指したりできたらいいな、と思いました。
広大な庭にはたくさんの木々が植えられ、季節ごとにいろんな楽しみがあります。さらに朝と晩は野鳥のさえずりが心地よく癒してくれるそう。
花の咲く木は、キンモクセイ、モクレン、ツバキ、ツツジ、サクラなどが植えられ、実のなる木は、ウメ、ビワ、ユズ、キンカン、カキ、アケビ、ボケなど。その他にも三名木と呼ばれるモチノキ、モッコクなどが生え、たけのこ狩りまで楽しめます。
また、既存樹木を伐らないでいただければ、塀の内外を含めて敷地全体で存分にガーデニングをいただくことが可能。草地になっている敷地の東側は家庭菜園もできます。
蔵はフォルムといい、分厚いしっくいの扉といい、とても素敵ですが、使用は不可。庭の景観として、お楽しみください。
東京駅から熊谷駅までは、新幹線だと40分、在来線であれば70分程。熊谷駅から物件までは車で20分です。また東武東上線の東松山駅からは車で15分程。池袋駅や横浜駅から一本です。
物件には車もかなりの台数が置けて、最寄りのスーパーまでは車で10分程度。買い物にも不便はありません。
熊谷市は、ラグビーワールドカップが開催されたラグビーの街であり、最近は地域に根付いた素敵な店が増えてきたりもしています。
「小川町オーガニックフェス」というイベントが毎年開催される小川町は、実は世界でも有数のオーガニックタウンとして知られており、今ちょっとずつ進化しつつあるエリアのひとつだと、個人的には思っています。
秩父や寄居、飯能なんかも、噂では移住者が増えてきているよう。
ご利用用途としては、残念ながら店舗は不可。ただし、事務所やアトリエ、ショールーム的なものを併設することは内容によっては相談できるかもしれません。
二拠点居住や移住を考えている方、立派な工房やアトリエを構えながら暮らしたい方など。歴史と愛着のあるこの物件の良さを分かっていただける方をお待ちしております。
※敷地内の草苅りは定期的にオーナーが実施します。
※写真の家具類は残置物(撤去相談)