9月上旬の募集開始に向けて、着々と準備が進んでいる「カスタマイズUR」。一足先に行われた先行内覧会の様子を交えながら、フリーウォールがどんなものなのかご紹介します。
7月21日に行われた先行内覧会の様子。見に来てくれた方たちから、「住んでみたい」の声をたくさんいただきました。 なんでも出来る合板の壁
これまでに何度か出てきたキーワード「フリーウォール」。
このプロジェクトの一番の肝なのですが、DIY初心者の人でも簡単にカスタマイズができるよう、実は結構よく考えられているんです。
通常、室内の壁はボードでできています。ボードは石膏でできているので、釘やネジを打ってもスポスポと抜けてしまいます。なので、たとえ賃貸で釘を打ってもよい部屋だとしても、その釘は効きません。
釘を効かすには、コツがあります。ボードの裏で支えている木軸の下地があるのですが、そこを狙って打つのです。狙ってといっても裏側にあるので、目には見えません。見えないので、慣れている僕らでも結構難しいんです。(それでもやってみたい方は、壁の構造や方法をこちらにてご覧ください。)
前置きが長くなりましたが、このフリーウォールの壁は合板。木の板なので、釘が効きます。釘が効くどころか、壁一面合板にしてあるので、どこでも釘が打てます。
実際、先行内覧会に向けて、たくさんの棚をつけてみたのですが、ギュインギュインどこでもネジを打ち込めるので、棚付けはあっけなく完了。普通は下地がどこにあるか探すところから始めるのですが、いきなり釘やビスが打ち込めるのです。
しかも15mmも厚さがある合板なので、結構重いテレビや書類の束を置いてもへっちゃらなんです。
内覧会用に準備したtoolboxのアイテムたち。全部ネジを打って取り付けられています。右は実演した壁紙貼りの様子。参加いただいた素人さんでも楽しんで簡単に貼ってもらいました。 塗装だって簡単です
フリーウォールというからには、釘やネジを打つ以外も簡単にできないといけません。ぜひチャレンジしてもらいたいのがペンキ塗りですが、これも簡単にできる仕上がりになっているのです。
パッと見ではわからないかもしれませんが、実はフリーウォールには薄く透明の塗装がしてあります。合板は、表面に木目があります。木目の上からペンキをぬると、かなり分厚く塗らないと木目は消えません。
でも、せっかく塗る壁だから、きれいに仕上げたいじゃないですか。
なので、あらかじめ木目をつぶしておきました。それも、木の風合いを消さないように薄ーくです。
そして、控えめに仕上げられたこの下塗りの塗装。もうひとつ嬉しい効果があります。
合板から浮き出るアクを押さえてくれるのです。
例えば合板を白く塗ったとします。すると合板によっては、アクと言われる茶色いシミが浮き出てくることがあります。これはもともと木に含まれている成分が、塗料の水分に触れることで発生します。
せっかく塗った壁にシミが付いているのは嫌じゃないですか。しかも、塗っても塗っても表面ににじみ出てくる厄介なやつなのです。 なので、地味ではありますが、隠れた工夫です。
なんだか、どんどんマニアックな方向に話が進んでしまいましたが、
要はフリーウォールは、簡単にDIYが始められるように結構工夫してあるよということです。
なので、ガンガン壁をカスタマイズしちゃってください。
住んでくれた人がこの壁を使って、どんな生活をしてくれるか、いまから楽しみです。
URの皆さんとDIYで塗ってみたり、職人さんが壁に古材を貼ったり、モデルルームつくってます。 ただいまモデルルーム製作中
なんでもできる壁はあるけど、一体どこまでできるんだろう? と思われる方、ご安心ください。
現在、カスタマイズURの3物件それぞれに異なるモデルルームをつくっております。R不動産toolbox商品をふんだんに詰め込んだモデルルームです。気になる3物件のプランはR不動産toolboxにてご紹介していますので、下のリンクからご覧ください。
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