現在、東京湾岸の巨大な印刷工場のコンバージョンが進んでいる。東京R不動産も、企画やデザインに関わっている今年話題のプロジェクト(になるはず)。はじめてこの場所を訪れ、内部に入ったとき、その迫力に立ちすくんだ。オフィス、スタジオ、ギャラリー、...このエリアは、東京の新しい文化拠点になり得るか!?
4層がブチ抜かれている。
ここにはかつて、巨大な輪転機が置かれ、タブロイド紙が印刷されていた場所。
そこに流れる時間や物語に敬意さえ感じた。
TVドラマ「プリズン・ブレイク」を思わせるような、ダイナミックな空間だった。
東京湾岸の、しかも浜松町から徒歩圏に、こんな場所があったのだ。
来年には、この工場が、オフィス、スタジオ、ギャラリー、ショップなどのコンプレックスとして生まれ変わる。
12月にはコンバージョンが完了し、来年の2010年3月にはグランドオープンを迎える予定だ。
このプロジェクトは、単なる工場のコンバージョンではない。
エリア自体の文脈を変えていくポテンシャルを持ったプロジェクトだと思っている。
このサイトの読者なら、レインボーブリッジに向かう首都高の足下の倉庫や工場群が気になったことがあるのでは?
このビルはまさに、そのど真ん中にある。
このプロジェクトが動くことで、周辺の倉庫街に光が当たるかもしれない。そこはまさにポテンシャル・エリア。
内装の仕上がりイメージ。※全く別の物件です。そしてもうひとつ。
東京の働き方の、新しいモデルを提示したい。
この都市では、働くことと、遊ぶことは、もはや溶解している。
それらを分けることには、今さら意味がないように思える。
さまざまなコンテンツや職種が「るつぼ」のように集まった空間でこそ、新しい発想や仕事が生まれている。
このプロジェクトでは、あえてオフィスも、ショップも、スタジオも、カフェも・・・
その境界を曖昧にしようとしている。
多彩な人々と多様な機能の混在こそが新しい仕事やクリエイションを生み出すと思うから。
工場がこのようなコンプレックスに変化すること自体、
今起こっている産業のパラダイムシフトを象徴しているかのようだ。